2009年5月6日水曜日

小笠原~旅~ネイチャー戦跡ツアー~4日目



いつも、海の中だけしか見ない私なのですが、あまりに海が寒いのと、父島は固有種の宝庫であること、戦争の跡が色濃く残っている島であることを思って、陸のツアーに申し込みました。「BONIN BLUE SHIMA」ボニンブルーシマ さんのところで1日 8000円のコースでした。
最初は、初寝山の「アカガシラカラスバト」という小笠原固有種のサンクチュアリーと呼ばれる繁殖地を歩くツアー。午後は、夜明山の戦跡ツアーだった。
64年前の水筒がそのまま残されていた。64年前の水が入っているのかな~とも思った。陸軍の星のマークのついた食器があり、当時ここで生活していたことがありありと想像される。一緒にツアーに参加した男性が「こんな綺麗な景色の山に大砲を撃たなければならなかったなんて憂鬱だったろな~」の言葉に、急に青い海の景色が変わった気がした。
今、こうしているのは、ここで生きて戦った人の後に続いていることを忘れないこと。そして、感謝すること。そして、今も世界のどこかである戦争をなくすこと。
父島は、戦火がなかったのでこんなに綺麗に壕が残っているという。
沖縄だけでなく、ここにも戦争の跡がしっかり残っているとは、語り続けなければと思った。

そんな風に感じた。

2 件のコメント:

  1. 64年前の水筒の中の魂が成仏されていることを祈るばかりです。
    戦争の本当の恐ろしさを知らない私達は軽はずみなことは言えないですね。

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  2. 父島は、上陸戦がなかったので、悲しい話がないのが救いだと宿泊した宿の方がおっしゃっていました。
    こうして今があるのは、歴史がってのこと。
    良いことも、悪るいことも受け止めるつもりで参加しました。

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